St. Louis Roll セントルイス・ロール

St. Louis Roll セントルイス・ロール

普通の高校生だった筆者が徐々に確実にアメリカナイズされていった、米国での大学生活の思い出と現在。これまでとこれから。

怖がりなわたしが、全米一の高さからスカイダイビングに挑戦してみたら世界が変わった話

突然ですが、"バケットリスト"をご存知でしょうか?

ーー 人生でやりたいことのリストです。例えばわたしだったら「海外のディズニー全てを周る」ことや「オーロラを見る」「イルカと泳ぐ」などがリストにあります。もっと実現がしやすいものでいうと髪の毛をピンク色に染めるというのがその1つで、それは一昨年の夏休みに日本の美容院で叶えました😆その後、色落ちしてしまったので今度は母に染めてもらって卒業式に出席したのでした。


ともあれ、スカイダイビングは友人2人のバケットリストにあったようで。”いつかやってみたい…かもしれない” くらいの気持ちでいたわたしですが、旅行の計画中にスカイダイビングをしたいという話を持ちかけられてなんとなくOKしてしまいました😮 絶対にやりたくない、というわけでは無かったので"せっかく誘ってくれたし、こういった機会でもないと挑戦に踏み切れないかもしれない" "人生は一度きり、後悔のないようにやりたい時にやってみたいことをやった方が良い" と自分で自分を説得してしまい、かくしてスカイダイビングへの挑戦が決まったのでした。

 

ユニバーサル・スタジオの後編記事でも述べたように、絶叫系アトラクションが大好きなわけでもなければ高いところが得意なわけでもないし、そういったスリリングなもの全般に関してわたしは至って平均的なレベルの耐性しかありません。むしろ自分では怖がりな方だと思っています🤔

 

ですがそれと同時に、「何でも全部やってみたいし経験してみたい」性質なのです。どうしても嫌でない限りは、"せっかくだしやってみた方が良いかも…" という風に思考が働くのです。きっと、「やらぬ後悔よりやる後悔」派なのだと思います。だからユニバーサル・スタジオで自分の許容範囲外に見えたジェットコースターでも乗りましたし、ホラーが苦手なのにも関わらずシカゴでお化け屋敷に行ったこともあります。

 

そうしてタイトル通り、オーランド旅行の締めくくりとして、最終日にわたしはスカイダイビングをしました😦

結論を先に言ってしまうと、この時スカイダイビングをやることにして本当に良かったと思っています😌✨ この記事は、スカイダイビングをやるかやるまいか今まさに悩んでいる、やってみたいけれど心を決めきれないでいる、そんな全ての方々へおくるエールです☺️

 

オーランド郊外のスカイダイブ・スペース・センターへ、朝6時過ぎに出発。車で1時間弱の移動🚗
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説明を受けて、プランを選んで、分厚い誓約書にサインをします。

15000フィートという全米一の高さから飛ぶことにしました。ここのセンターでは世界一の高さである18000フィートからのスカイダイビングも出来るのですが、初めてということもあって15000フィートの方を選びました。「そうしたら18000フィートを次の楽しみにできるからね」、というアドバイスもスタッフの方に頂いたので。

写真撮影と動画撮影のオプションがあり、撮影されたものを見てから購入するかどうか決めて良いとのことだったのでとりあえず撮影してもらうことにしました。

誓約書に関しては、まあ色々書いてあって何箇所もサインをするところがあるのですが、当然全てにサインをして了承しなければ飛ぶことはできません。スカイダイビングをすることを決意してからインターネットで思わず「スカイダイビング 危ない」「スカイダイビング 事故」などと検索してしまったのですが、起こる確率が低いことを充分確認して、それからわたし1人ではなくインストラクターの方と一緒に飛ぶので "飛び慣れたプロがついていれば大丈夫なはず" 、と自分によく言い聞かせて臨みました。そして念のため、「スカイダイビングしてくるからね〜」と母親に電話をしておきました。無事に終えることができて良かったです☺️

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説明などが終わったら、飛行機や諸々の装備が保管されているスペースに移動しました。しばらく待ってから、ハーネスなど必要装備をつけてもらいます。

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装着完了です👍 服装のアドバイスとして、スカイダイビング経験のある友人から「上空は寒いので長袖が良い」と教えてもらっていたので、全員長袖です。わたしはワイドパンツを履いていたのですが、パタパタとひらめいて足に当たると痛いかもしれないとのことで、輪ゴムで裾を絞ることになりました。ジーンズか、レギンスやヨガパンツのようにぴたっと脚にフィットしたものの方が良さそうです👀

 

外に出ると、こんな感じで

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良いお天気でした🌞

 

いよいよ飛ぶのか…と緊張と恐怖でいっぱいになりながら、1組目のグループが空から降りてくるのを眺めます。

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当たり前といえば当たり前ですが、かなり高いところから降りてくるので最初は全く見えません。地上のわたし達が目視で豆粒大に確認できるようになるまでにかなりの距離を降りてきたんだ…と思うとなんだか信じられませんでした😮

 

落ち着かずにうろうろとして待ち、3組目のグループで順番が来ました。その段になってもまだわたしは緊張と恐怖に支配されており、そのあまりの表情の固さと口数の少なさは「スカイダイビングを本当はやりたくなくて怒っているのかと思っていた」と友人に言わせてしまったほど😅💦 飛び終わってからそう言われた時、もちろん弁解しました🤣🤣

順番を待っている間、携帯で動画を撮っていたのですがそれを見てもわたしがいかに緊張していたかが分かります😂

 

友人1🐰 わたし達は今スカイダイビングに来ています〜

撫子💐 どう?準備できてる?

🐰 うん、わたしは準備ばっちり

💐 あなたはどう?

友人2🐶 はい(日本語)、準備できてるよ

💐 あ〜、わたしはまだ準備出来ていないよ

🐰 楽しみ!

💐 でもわたし達はもうすぐすることになるから… 多分…?

表情は固いし、言葉がすらすら出てこなかったです😂

 

そんなこんなでいよいよ小型飛行機に乗りこみ、上空15000フィートまで✈️

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飛行機に向かって歩きながら、"とっても緊張してる〜" とコメントをするわたしです。この段になっても腹がくくれるどころか、緊張と不安は高まる一方😂

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飛行機の中にいる時間が、一番怖かったです。ああ、遂にこの時が来たのか…と頭は現実を冷静に処理しつつ、押し寄せる怒涛の緊張とドキドキが処理しきれずに石像のように固まって座っていました。わいわいと皆会話をしていましたが、わたしはキャパオーバーで完全にうわの空でした😅

 

さて、先に述べたように今回のスカイダイビングはインストラクターの方と一緒に飛ぶタンデムジャンプ/タンデムスカイダイビングでした。1つのパラシュートに2人をくくりつけて、熟練者がパラシュートを開く紐を引っ張ります。1人でのダイビングと違うのは、落下速度を下げるためのドローグシュート(減速用パラシュート)を先に開いてからメインパラシュートを開く点です (Wikipediaより要約)。

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(空へ羽ばたく約10秒前。握りしめた手に力が入っています)

この良いところは1人きりではない安心感がある点と、一緒に飛んで下さる方に行動をお任せする場面がいくつかあるので多少受け身であっても事が進む点です。

例えば、航空機から空へ飛び出す時。説明の段階で、「決して自分からジャンプしないように」と念押しをされました。なぜかと言うとパートナーがタイミングを見て(カウントダウンをして)飛ぶので、わたし達が勝手に飛んでしまうと危ないそうです。これはわたしにとって幸いでした…タイミングが自分次第だとなかなか踏ん切りがつかなそうですし、足がすくんでしまいそうで😅

機内には8組ほど乗っていて、上空15000フィートのダイビングポイントに達したらドアの近くの方から順々に飛び出していきました。わたしは確か真ん中か最後から2番目くらい(正直周りを気にするどころではなく記憶がとっても曖昧😅)だったと思うのですが、直視したらますます怖いのでドアの方はなるべく視界に入れないようにしていました😂 しかし、当然それほど待たずして順番が来るわけで。はじめは機内の奥の方に座っていましたが、人々が外へ出ていくにつれてドアの近くへ移動するように誘導され、自分の番が刻一刻と近づいていることを自覚します。

いよいよ自分が飛ぶ時が来て、そろりそろりと歩いてへりに立ちます。

あぁ飛行機の窓から見るのと同じ空だ…とぼんやり思ったのもつかの間、こわいだとかそんな余計な感情を抱く暇もなくカウントダウンされます。

3, 2, 1 (Three, two, one) ... !

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ジャーンプ!!

飛び出した弾みでぐるぐるとひっくり返って回ってしまうのではと懸念していたのですが、そんなことはなくそのままうつ伏せの態勢で真っ直ぐ落ちていきました。飛び出した瞬間はハーネスの脇の部分をギュッと握りしめていたのですが、落ち始めて数秒、肩をぽんぽんと叩かれる合図で地上で教えられた通りの両手を広げたポーズになります🙌

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ズームして見て頂くとよく分かると思うのですが、風圧でほっぺの肉が上に吹き上げられています😂 下からの風の勢いがすごくて、とても息がしにくかったのをよく覚えています。

自由落下(フリーフォール)の時間はたっぷり1分半。事前説明を受けたとき、スタッフの方は「12000フィートからのダイビングだと、フリーフォールが40秒しかなくてあっという間に終わってしまう」とおっしゃっていたのですが、初心者のわたしにはそのくらいの方がちょうど良かったかもしれません🤔

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前髪が吹き上げられて、豪快に暴れていますね😂 ちなみに言い忘れていましたが、インストラクターの方にあたってしまうので長い髪は結ぶ必要があります。終わってからほどいたら上空は乾燥していたからか(?)、いつもよりゴワゴワに感じました。

あたり一面真っ青な空と真っ白な雲が広がっていて "自分は今本当に空の上にいるんだ…!" と、とても感動しました✨ 自分の下に雲があって、そこに向かって自分が落ちていっているのがなんだか不思議な気分でした。ただただ真っ直ぐ空を下降し続けた90秒間は、息苦しかったけれども素晴らしい景色を見ることができました。

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パラシュートが開いて、ホッとしているわたしです。思わずふーっと大きな息がもれました。

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パラシュート降下に切り替わってすぐ、カメラに向かって笑顔で手を振っています。高所恐怖症ではありませんが、高いところが大の得意というわけでもないので少々不安だったのですが、実際の初めてのパラシュート体験はとても楽しいものでした😆❤️ 足が地につかずぶらぶらしたタイプの絶叫アトラクションは苦手な類なのに、なぜだかそういったアトラクションより怖く感じませんでした。ふんわりゆっくり降下するからでしょうか?

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インストラクターの方がときおり右へ左へとパラシュートを旋回させてくださって、それが一瞬スリルがあってこわいのですがそれを上回る楽しさでした!!パラシュート落下になってすぐはまだ空のかなり上の方にいたので、周りに雲がありました☁️

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旋回して雲に向かって真っ白な世界につっこんで行ったのが楽しかったです😆 ちなみにどうやって動かしていたのかは、見えていなかったのでよく分かりません。笑

パラシュートが開いてからは通常時と変わらず呼吸ができるようになって、純粋に景色や飛んでいる感覚を楽しむことができました☺️ 降下と言っても個人的には落ちていっている感覚はあまりなくて、ふわふわと空を漂っている気分でした。大乱闘スマッシュブラザーズで、ピーチ姫が傘を開いてゆっくり降りていくような感じです (…伝わりますか?)🤣

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ご覧ください、この満面の笑みを…🤣 開始前、緊張で感情を失っていた人と同一人物とは思えません。風で前髪が舞い上がっておでこが全開ですが、そこは気にしないでください😂f:id:itsasuka:20200205054729j:image

終わりに近づいてくると地上がはっきり見えてきて、始まる前はあんなに不安だったのが嘘のように名残惜しくて終わってほしくないと思ってしまいました。それくらい本当に楽しくて、素晴らしい体験でした。

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地上に戻ったら、修了証書を受け取ります。

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そしてダイビング中に撮影してもらった写真とビデオをチェック、購入するかを決めます。少し悩みましたが、「やらぬ後悔よりやる後悔」すなわち「買わぬ後悔より買う後悔」派なので動画を買いました😂 上に載せている写真はすべて、その購入した動画のスクリーンショットです。


スカイダイビング終了後は、ディズニー関連のお店も多く揃ったショッピングエリアのDisney Springsへ。遅めの昼食にラーメンを食べて
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そこに入っているWorld of Disneyというお店でお土産を買いました。東京ディズニーランド・シーともに何度も訪れているので、日本のディズニーにはなくてアメリカのディズニーらしいものが買いたくて選ぶのにかなり悩んでしまいました。結果的にイヤーハットをモチーフにしたこちらをと

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ミニーカチューシャモチーフのものを選びました。パーク内で購入したお土産もあるのですが、すべてワシントン旅行の際に実家に持って帰ってもらったので提供できる写真がありません…🙇‍♀️

 

というわけで、筆者の初めてのスカイダイビング体験を読んで頂いていかがだったでしょうか?この記事が、スカイダイビングに挑戦したいと思っている方々の背中をそっと押すことができていたら幸いです✨

 

仕事の繁忙期の合間に少しずつ書き進め、ようやくフロリダ旅行の記事を書き終えたわけですが、ご無沙汰していた約3週間の間にまた別の旅行に行っておりました。つまり、また一つブログに書きたいことがストックされてしまったわけです…

すぐにでもそちらの執筆にかかりたいところですが、まずは以前の記事でお約束した通りワシントン旅行シリーズからお届けします。その後、夏のシカゴ&ニューヨーク観光の前にこの最近の旅行について書こうと思いますので気長にお付き合いください🙇‍♀️❤️ 1つだけ言うならば、今回の旅行の目的地は筆者のバケットリストにあった "アメリカ西海岸にある、世界で一番幸せな場所" でした🐭

 

次回以降もお楽しみにお待ちください☺️ それでは。

 

撫子💐

 

 

🌹本日も読んで下さり、ありがとうございます🌹

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