欧州ひとり旅18日目🇮🇹春、女神、そして橋
1ヶ月半かけてヨーロッパの7カ国15都市を周った旅。
一回の訪問で満足したと感じる都市もあれば、望み通りの観光をしたけれどそれでもなお機会があればまた訪れたいと思う都市もありました。
フィレンツェはわたしにとって、後者にあてはまります。
なぜ自主的に観光大使になってまで (詳しくは前回記事を参照) 母は強く勧めてきたのか、どうして人々はフィレンツェを記憶に残る旅行先だと言うのか、訪れてその理由が分かった気がしました。
芸術、そして美しいフィレンツェにたっぷり浸ることのできる1日の観光プランの作成にお役立て下さい☺️
- ウフィツィ美術館 (Galleria degi Uffizi)
- 新市場 (メルカート・ヌオーヴォ)
- ヴェッキオ橋 (Ponte Vecchio)
- Il Magazzino (イルマガッチーノ)
- ドゥーモ付属美術館 (Museo dell'Opera del Duomo)
- お土産品
総距離11.3km、16328歩
ウフィツィ美術館 (Galleria degi Uffizi)
並ばずにすむように早起きして行こう!と思っていたはずなのに、着いたのは8時25分ごろ。既にできていた列に並びました。
それほど待たずとも列はすすみ、チケットを買うため窓口でクレジットカードを渡しました。そこで請求を見て初めて気がついたのですが、どうやらわたしがいたのは通常より4ユーロ高い、行列をスキップできる方のレーン(ディズニーのファストパスのような感じ)だったようで。どうりでサクサク列が進んだわけです😶
順番が来てしまったし、通常レーンに並び直すのも時間の無駄なのでそのままチケット購入しました。列の最後尾にいたスタッフの方から特に何も説明せずに案内された列だったのですが…
有料の方の列に並ばせても何も気づかずお金を払うだろうと甘く見られたのか、わたしの注意力不足でなにか見落としていたのか、
何にせよやはり旅先の言葉は達者に使えるべきですね。語学力がないために腑に落ちないことや疑問点をそのままスルーせざるを得なかったことが少しだけ心残りでした😶💦
いつものわたしであれば気になることがあったらすぐさまファイト🛎が始まる (…つまり疑問点を尋ねたり納得するまで交渉したりする) ところですが、イタリア語が話せないので大人しくしていました。笑
時は金なりだから…と自分に言い聞かせて美術館の中へと足を踏み入れました。
プリマベーラ
ウフィツィ美術館の有名展示作品の一つ、春です。鑑賞していると近くにツアー団体とおぼしき集団がいて、率いていた方のお話が聞こえてきました。
曰く、ラ・プリマベーラには3月から5月?頃の植物が約200種も描かれているそうです。確かに近寄ってみると非常に繊細で緻密な画であり、タイトルにふさわしく植物がたくさん描かれていることが分かりました。
全体像をみるとどうも人物に注目してしまいがちですが、新たな発見がありました👀✨
ヴィーナスの誕生
こちらの注目ポイントは左側の男性が息を吐いている様子、だそうです。
以下に有名なものやわたしが個人的に気に入ったものなど、収蔵品の写真をいくつかシェアしますね。
最後にショップで革製のしおりをお土産として購入しました。(写真は見出しタイトル「お土産品」のところに載せてあります。そのまま読み進めていただくと、最後の項目です。)
支払いの際にクレジットカードの読み取り機がうまく機能しなかったのですが、会計を担当していた女性が読み取り機をあちこちいろんな方向に向けて電波をキャッチして(😂) カード払いがなんとか出来ました。
少額だったので現金払いにすれば良かったのでしょうが、旅の間わたしは基本的にずっとカード払いにしていました。アメリカのクレジットカード社会に慣れ親しんでいたこともありますし、旅全体を通していくら必要になるか想像がつかなかったのでユーロにあまりたくさん交換していなかったこともまた理由です。
ですが、カード払いに最低限度額が設けてあったり現金しか受け付けていないところも多少ありました。ご旅行の際は、現金を十分に用意していく方が良いかもしれません。個人的な感覚として、ヨーロッパのキャッシュレス度は日本と同じくらいだと思いました。
ちなみに美術館での滞在時間は、入場するまでにかかった時間も含めて3時間ほどでした👀
新市場 (メルカート・ヌオーヴォ)
ポルチェッリーノ市場という別名もある新市場。様々な露店が軒を連ねています。
キレイなガラス細工のペンダントを見つけたので、母へのお土産と自分用に一つずつ買いました👍
上の写真は子豚 (イタリア語でポルチェッリーノ Porcellino) と呼ばれているイノシシの像。おそらく市場の別名は、この像に由来しているのでしょう。
ウフィツィ美術館にも同じような像がありました。(3枚前の写真を参照ください)
鼻を撫でると幸運がもたらされる、また口の中に入れて手を離したコインが土台の下に落ちたら縁起が良いなどと言われています。コインの方はやりませんでしたが鼻はしっかり撫でてきました♪
ヴェッキオ橋 (Ponte Vecchio)
定番の観光スポットであり写真撮影スポットとなっているヴェッキオ橋。それはフィレンツェ最古の橋であり、また唯一大戦を生き延びたという歴史的価値のある建造物です。
プッチーニのオペラのアリア、O mio babbino caro (お父様にお願い) の歌詞の中にも出てきます。"結婚を許してもらえなければ身投げする"と歌う娘が、その場所として挙げたのがこのヴェッキオ橋です。
訪れたその日は、日差しが強いけれどよく晴れた気持ちの良い青空でした。
こちらはヴェッキオ橋からとった写真。したがって中央に構えた橋はヴェッキオ橋ではないのですが、美しい風景ですよね。
想定通り、お昼時であったにも関わらずヴェッキオ橋の上は写真を撮る人でよく賑わっていました。
この頃になると、通りすがりの見知らぬ方に写真撮影をお願いすることにもすっかり慣れてきていました。
元々それほど人見知りする方ではないですが、アメリカでの大学生活に加えて一人旅を通して、コミュニケーション力や対人スキルが上がったような気がします🎉😂
ちなみに写真の中で首から下げているペンダントは、先ほどの市場での購入品のうちの一つです。
そしてこちらがヴェッキオ橋自体の写真。
橋の造形もそうですが、色合いがとってもキレイだと思いました。ただ散歩しているだけでも明るい気分になるようなフィレンツェの街並みと同じ、暖かい色味です☀️
人通りが多くてやや混み合っていたようにも思いますが、フィレンツェを訪れるなら観光ルートの中に取り入れることをお勧めしたい、素敵な景色でした。
Il Magazzino (イルマガッチーノ)
昼食をとったのはちょうど午後1時ごろ。前の晩にインターネットで調べておいたいくつかの候補の中から、イルマガッチーノというお店に決めました。
トリッパ(ハチノス)のトマト煮込みです🍅
濃厚なトマトの味付けと、コリコリした歯ごたえが美味しかったです。しっかり噛む必要があるからか、それほど大きくない器に見えますが食べ応えは充分ありました😋
ドゥーモ付属美術館 (Museo dell'Opera del Duomo)
ドゥーモ共通券を購入していたので、そのチケットで入場しました。正直に申し上げると、チケットに含まれているなら入ってみようかな…程度の気軽な気持ちだったのですが、予想に反してとても面白かったです。
この白い壁の感じが、わたしにはどことなく大英博物館を彷彿させました。
興味深い展示物がたくさんあり、エンターテイメント性が高いと思います。美術品に関する知識がそれほどないわたしでも、ただ眺めるだけでも純粋に楽しむことができました。
お土産品
ぼかしが入っておらず、くっきりと見える状態にあるものがフィレンツェで購入したお土産です。
写真中央下部にあるガラス細工のペンダント2つは市場で、そのすぐ左にある革製のしおりはジョットの鐘楼のギフトショップで購入しました。そのしおりから少し上の方、写真の中心からやや左上にずれた位置に置いてあるものも同じく革製のしおりで、こちらはウフィツィ美術館のものです。
他の都市や国で買ったお土産も、そのうちご紹介していく予定です🌼
最後に、その日の観光記録メモから小ネタをさらっとご紹介します。その時の自分がなんらかの意図を持ってせっかく書き残したものを、無かったことにするのは勿体ない気がして…😂
・ウフィツィ美術館でツアー団体からはぐれてしまった方がいたのか、何度も何度も同じ名前の方を呼ぶ日本語の館内放送が流れていた。フィレンツェで日本語のアナウンスを聞くというシチュエーションが少しシュールに思えてなんだか面白かった。
・道を馬車が走ってるのを何度も見かけた。たまたま馬車の近くに立っていた時に一度、犬の鳴き声に非常に近い声が馬から聞こえてきてものすごく驚いた。あれは馬が鳴いたのだと思ったけれど、よくよく考えてみると馬車の影に隠れて見えないところに実は犬がいたのかもしれない。真相は不確か。
… 以上です。ひとまずこうして書き起こしたことでメモは報われました、おそらく。笑
共有するほどでもない内容なのですが、クスリとでも笑っていただけたらなと希望的観測を抱いております😅
本日も、記事を最後まで読んでくださりありがとうございました。ブログの購読、TwitterやInstagramのフォローもして頂けたら嬉しいです💐
また次回の記事でお会いしましょう😉
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